きゅう

エルヴィスのきゅうのネタバレレビュー・内容・結末

エルヴィス(2022年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

オースティン・バトラーもトム・ハンクスもめちゃくちゃ良かった。
音響のいい環境でぜひ見てほしい!!!

子供の頃、父の影響でエルヴィスの曲は聴いていたので、世代じゃないけどなんとなく知っている。
ライブシーン、迫力あって良かった!!
なんならもっと欲しかった!!
じっくり見せて欲しかった!!
力技でも構わないので、もっと当時の観客を圧倒したパフォーマンスを見せて欲しかった。
音も良く、俳優もとても頑張っていたのでもったいない。
曲が終わるごとに拍手したくなるような、それくらいよかったです。

エネルギッシュな物語冒頭から前半部分はとても惹き込まれ、面白かったのだが、後半はテンポが悪くなってしまったように感じる。
物語上のエルヴィスの境遇と作品のテンションがリンクしている…。
昨今のミュージシャン伝記物、後半で盛り上がったボヘミアン ・ラプソディなどと比べ、少し尻すぼみ感があった。

映像は最初のワーナーロゴからエンドロールまで、とにかくゴージャス!!!
でも、その感じもやりすぎると逆に安っぽくなってしまうような。
映像にはこだわってるんだろうけど、それがうるさい…。

ギラギラ超エンタメ作品というよりは、当時の社会問題などを積極的に絡めていた印象。
そのため、ドキュメンタリー的な要素も強かった。
当時のエルヴィスの存在など、とても勉強になった。
なぜ今エルヴィス?とは思ったのだが、人種差別、表現の統制などの問題として、今やるべき作品なのかもしれない。

結構好きな作品ではあるし、エルヴィス自身にもより興味は湧いた。
しかし、159分は流石に長すぎではないか。
中弛みした部分があったのでそこが本当に惜しい。
俳優陣の頑張りに高評価
きゅう

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