Harigane

エルヴィスのHariganeのレビュー・感想・評価

エルヴィス(2022年製作の映画)
3.8
<あらすじ>
1950年代に歌手としてデビューをし、その後敏腕マネージャーのトム・パーカー(トム・ハンクス)にその才能を発掘されたエルヴィス・プレスリー(オースティン・バトラー)。
その個性的なパフォーマンスが熱狂的なファンを呼び全米を圧巻していく一方で、白人でありながらも黒人音楽を取り入れたエルヴィスのパフォーマンスは批判にさらされる。
その後も波瀾万丈の人生を送ったエルヴィスの苦悩・葛藤が描かれていく・・・

<感想>
世界史上最も売れたアーティスト、エルヴィス・プレスリーの栄光と苦悩⚡️
有名な曲を知っている程度の自分でも、今作はかなり見応えあって素晴らしいと感じました😁✨
エルビスに強い思い入れのある方にとってはきっとこれ以上ない最高の映画なんだろうなと、観ながら思ってました🌈

衛星を使ったコンサートでは、世界で15億人が一斉に視聴するというとんでもない偉業🎤
こんな出来事、もうこの先絶対ないだろうなぁ😳

やっぱりエルビスの楽曲はどれも素晴らしく、「監獄ロック」が流れてる時には席を立って一緒に踊り出したい気持ちをグッと堪えて小さいヘッドバンキング(顔振り)に留めておきました🕺💦

『トム・ハンクス=いい人』のイメージが根強くついちゃってる自分にとって、今作で批判の声が多かった嫌な奴を演じるトム・ハンクスが凄く気になってました💫
エルビス演じるオースティン・バトラーもとても素晴らしかったけど、やっぱり一番印象的だったのはトム・ハンクスの演技。
どんな役を演じてもしっかりとハマりますね🎉

エルヴィスのマネージャーのパーカー。
どこまで実際の人物像に忠実なのかは分かりませんが、自分の為ならエルヴィスの自由、健康、全てを奪ってでもビジネス最優先にするこの手法、かなり酷い奴でしたね😓

もうひたすら突き進んでいくことしか自分の生きる道を見出せなかったエルヴィス。
エルヴィスの妻プリシラが訴えた「最後に笑い合ったのはいつ?最後に一緒に食事をしたのは?」
このセリフが凄く刺さりました…

家族と一緒にいることの幸せをかみしめることのできなかったエルヴィス。
彼の心はどれほど満たされていたんだろうか、、、とても気になります✨

〜誰がエルヴィスを殺したのか〜

脚のない鳥は、空を飛び続けるしかない。
陸に降りたらそれは死ぬ時・・・

世界で最も有名なミュージシャンが遂げた最後、、、
これにはとても胸を締め付けられる思いになりました😣
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