KingKazukiManji

エルヴィスのKingKazukiManjiのネタバレレビュー・内容・結末

エルヴィス(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

バズ・ラーマン史上最高傑作と冠するのも納得の1本だった。これまでの彼の作品にも見て取れたような、演出と編集裁きで観客を飽きさせない映像運びは流石と言わざるを得ない。名曲に乗せて物語が進んでいく様は、純粋に楽しかった。しかしながら本作はエルヴィスという実在した人物を映像化していたので、どうしても後半の物語の失速は出てしまっていた。その中でも特にラスベガスに行ってからが、ちょっと危うかった。バズ・ラーマンのパワーと勢い、そしてオースティン・バトラーとトム・ハンクスの演技が我々観客の心を繋ぎ止めてくれていた。主演2人の演技は特に圧巻で、終始スクリーンに目を釘付けさせてくれた。詰め込みすぎ感はあるけども、彼の作品は密度が濃いし、特に気にならなかった。どちらかというと、159分という長尺が、観客の足を重くしていた気がした。とにかく圧巻だった。彼は物凄くスクリーン映する作家であったことが再認識。
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