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エルヴィスのnanaのレビュー・感想・評価

エルヴィス(2022年製作の映画)
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とにかくギラギラピカピカした映画を撮っているという勝手なイメージを抱いているバズ・ラーマン。
今回もエルヴィスがギラギラピカピカした中で歌う楽しい映画かなと思っていましたが、心に迫る切実なシーンも多かったです。

主演男優賞にノミネートされたオースティン・バトラーは素晴らしかったと思います。
モノマネ演技ではなく、決して顔が超似てる!というわけではないのですが、確かにそこにエルヴィスがいると思える演技でした。
トム・パーカー大佐を演じたトム・ハンクスも、本作では悪役に徹しています。
最近映画館でやってる『オットーという男』の「今回のトム・ハンクスは珍しく嫌なヤツ」的な宣伝を見て、「でもエルヴィスがあるしな…」と思ってしまいました。
今作がトム・パーカー視点の物語だというところも面白いです。

やっぱり、相当前の人ということもあり自分は全然知らないことだらけだったので、これが全て事実でないとしても彼の素敵なところ、かっこいいところ、人間らしさを知ることができました。
今作で改めてエルヴィス・プレスリーに出会った気持ちです。
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