夢を追う厳しさを描く映画。
ジョナサン・ラーソン(アンドリュー・ガーフィールド)はミュージカル作曲家になることを夢見る若者。だが、彼はもうすぐ30歳を迎える。過ぎていく時間に焦りを覚えるジョナサン。しかしいくら焦っても新曲はできず…。
夢を追うのは苦しい。特にいつ成功できるか、いつ目に止まってもらえるか分からない芸術家はとても苦しいだろう。まったく前が見えず、もがくジョナサンの姿はきつそうだった。しかも彼は30歳までにチャンスを掴まねばと思い込んでいる。その思い込みが余計苦しさを増す。
夢を追うのは苦しい。金の問題がある。夢を追うには金がかかる。夢を捨てて仕事についたほうが楽だ。そしたら、彼女にも寄り添える。
だけどジョナサンは最後まで夢を追った。鳥籠か翼か。周りがどれだけ諦めても、彼だけは立ち向かった。その姿に勇気をもらった。私も今を懸命に生きたいと思った。
好きなシーンは、水泳してたら水底に音符が浮かび上がるシーン。幻想的で美しかった。