緑

ロバマンの緑のネタバレレビュー・内容・結末

ロバマン(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

低予算バカ映画の見本。

初っ端の黒バック白抜き文字で仰々しく現れた
「吉田照美68歳記念作品」だけでもう笑えた。

テーマ曲とエンディングは
作詞が湯川れい子で、作曲が伊秩弘将。
本人たちも出演。
テーマ曲はオープニングに加え、劇中でもフルで流れる。
歌詞テロップ付き。
実にくだらなくて素晴らしい。

敵は笑福亭鶴光演じるオールナイト星人。
助っ人は伊東四郎演じるタフマン。
♪あんたがったタッフマン
♪ニンニン
これだけでもCMをリアルタイムで知る人なら観る価値あり!
タフマンは宇宙人ではなく地底人で、
そこだけ協力のヤクルトから脚本の直しを命じられたとのこと。
今後生きていく上で大事にしたい知識である。

合成はチープだし、
ロバマンのアクションは究極にヘナチョコ。
そのヘロヘロのパンチやキックに強そうな音が付き、
このギャップがまたおもしろい。

ザ・ニュースペーパーによる安倍政権ディスあり。

後半は声を出して笑う観客が増えたが、
前半は静かだったため笑い声を上げることに躊躇してしまった。
「麻雀放浪記2020」や「108」のときの疎外感を思い出した。
緑