HAYATO

アダムス・ファミリーのHAYATOのレビュー・感想・評価

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)
3.7
2024年128本目
不気味な洋館に暮らすアダムス一家。そこへ、長年行方不明だったゴメスの兄・フェスターが訪れる。再会を喜ぶ一同だったが、実はそのフェスターは、一家の財産を横取りしようと目論む顧問弁護士が送り込んだニセモノだった。
『メン・イン・ブラック』シリーズなどで知られるバリー・ソネンフェルドは、本作が監督デビュー作。それまでは、撮影監督としてコーエン兄弟作品や『恋人たちの予感』、『ミザリー』などを手がけていた。
アダムス夫妻を『ダージリン急行』のアンジェリカ・ヒューストン、『蜘蛛女のキス』のラウル・ジュリアが演じ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のクリストファー・ロイド、『バッファロー'66』のクリスティーナ・リッチ、『コマンドー』のダン・ヘダヤ、『鳥』のエリザベス・ウィルソン、『狼たちの午後』のジュディス・マリナらが出演。
チャールズ・アダムスが創作した原作コミックは、テレビドラマ化に始まり、アニメ、ブロードウェイミュージカルなど、形を変え、時代を超えて愛されてきた。最近では、本作に登場するウェンズデー・アダムスを主人公にしたNetflixシリーズが配信されたことで再脚光を浴びている。そんな人気コミックの初の映画化となった本作は、巨額の制作費が投じられ、当時最新のCG技術や早回し技術が用いられている。
ちょっと不気味で顔色が悪いが、朗らかで家族愛に溢れたアダムス一族の個性的なキャラクターが魅力的であり、一家全員不気味で邪悪なものを好むという独特な設定を活かしたジョークが非常に面白い。
誰もが一度は耳にしたことのあるテーマ曲は、世界観にバッチリハマっていた!
タイトルやクレジットの手書き文字風フォントは、『メン・イン・ブラック』シリーズや『博士の異常な愛情』でもデザインを担当した著名なグラフィックデザイナーのパブロ・フェロによるものだそうだが、『哀れなるものたち』で使われていたフォントとすごく似ているなと思った。
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