ハングルを制定した国民的英雄、朝鮮の歴史上もっとも優れた王であると呼声高く、世宗(セジョン)に大王をつけて呼ばれる。時代を変えようとした王と天才科学者ヨンシルの出会いは奇跡だが必然だったと思える。
傑作「シュリ」の共演から20年。ハンソッキュとチェミンシクは実生活でも先輩後輩の仲であるとのこと。監督はキャスティングする前、二人に同時に脚本を渡して配役を決めさせたそうだ。どっちがどの役ではなく、この二人が演じることこそこの映画にとって重要なことだったようだ。
ヨンシルをかばう王、王を守ろうとするヨンシル。王のためだけに生き、王のために死んでいったヨンシルが主役だと言えるし、ヨンシル無くして世宗の名声は無かったかもしれない。
