こばまさ

ロード・インフェルノのこばまさのレビュー・感想・評価

ロード・インフェルノ(2019年製作の映画)
3.3
久々のインフェルノもの。
これ、いつからアマプラにあったんだ?
前は無かったはずだけど…
それでは、どんな地獄を見せてくれるのか?運転しながらいってみよう🚐💨


-妻のディアナと娘2人を連れて、祖父母の待つ実家へと車で向かう主人公・ハンス。
準備に時間がかかり出発が遅れた事にイラつく彼は、少しでも早く到着したくて制限速度100Kmの道を140㎞以上のスピードで飛ばしていた。
そんな時、前方を走る白いバンが車線変更をせずゆったり走っている事に腹を立てたハンスは、クラクションを鳴らし車間距離を詰め煽った末に追い抜く。
その際に、運転する老人に向けて挑発的な態度を取りゴキゲンに運転する彼だったが、その白いバンはどこまでも彼らを追いかけてくる-

“高身長イカれおじい爆誕👨‍🦳”


観た事ある作品だと『アオラレ』×『ヒッチャー』といった印象。
ストーリーは至ってシンプルで、高速道路で煽った相手がヤバい奴だったというだけ。
なので、そもそも煽ったお父さんが1番悪いんだけど、お母さんもなかなかの曲者。
だからかな?途中からイカれおじい側を応援したくなる謎の現象が…

ただ、途中までは結構面白かったんだけど、中盤以降どんどん失速していった。
お父さんとお母さんの行動がアホすぎてイライラするし、子ども達もギャーギャーうるさいし、自らインフェルノに落ちていく家族たち。

逆に、イカれおじいは何もしなくても不気味なのに、地上戦になると防護服着て妙な薬品?液体?を撒き散らしながら迫って来る。
これは怖い!軽いバイオテロ!
パニックに陥るお父さんは、もはや可哀想と言うより情けない。


これ、オランダの作品なんだけど、オランダ人はこれを観てどこに共感してるのか不思議でならない。
お父さんもダメ、お母さんもダメ、警察もダメ、まともな人間が誰もいない。
1番引いたのは、高速道路を走行中に、子供たち2人が食べていたハンバーガーを窓から道路に捨てるシーン。
危ないのは勿論の事、食べ物を窓から捨てる?ゴミじゃなくて食べかけのハンバーガーよ?
ゴミもダメだけど、アレはないわ…


前半は3点台後半の面白さだったけど、後半は3点ジャストぐらい。
なのでスコアはこのぐらい。

ラストシーンからエンドロールにかけての演出は悪くないけど、あのやり方で復讐するならもっと早くに決着はついたでしょ…

まあ、全体的には楽しめたB級でした。
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