ぬいしゃべが上半期ベストになった僕の下半期最初の一本は同監督の旧作。
上映後のトークショーで触れていた、自分の見たい映画をとったという初期衝動溢れる一作。
幽霊とバスというモチーフが感覚的に映像化されていて、ゆらゆらと運ばれながら自分の中の死生観を見つめ直すようなそんな作品です。
ぬいしゃべのような具体性を伴ったキレ味こそないものの、柔らかな雰囲気の画作りがすごく好きなことを再認識。
自主制作なこともあって繊細な監督のキャラクターを感じられる一作なので、金子監督を追いたいと思う人は是非。
次回作も楽しみ。