オーウェン

モンスター: その瞳の奥にのオーウェンのレビュー・感想・評価

モンスター: その瞳の奥に(2018年製作の映画)
2.8
突然捕まった17歳のスティーヴ。
スーパーで起きた強盗殺人に関わっていたというが、その是非を巡り裁判へと向かっていく。

時代を反映させるように黒人には不利な裁判の進み方。
明らかに裁判員は白人だらけであり、検察官も憎らしいくらい。
弁護士も白人であり、黒人は傍聴人だけという有様。

回想が入ってきて、スティーヴは映画製作を志望しており、そのためスマホのカメラで多くを撮っていく。
ご丁寧に裁判の行方を含めて、教師が参考用に見せるのが黒澤明の「羅生門」なのも皮肉。

とはいえ主演のケルヴィン・ハリソン・Jrは「ルース・エドガー」でも似たような役柄を演じており、またこれかという感じ。
真実を小出しに見せるというのはサスペンスではありだが、この題材には不似合いな気が。
オーウェン

オーウェン