TB12

バビロンのTB12のネタバレレビュー・内容・結末

バビロン(2021年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

1920年代後半の乱れまくってたハリウッドから華やかで優雅なイメージになっていくまでをサイレントからトーキー時代への移り変わりと共に見せる乱痴気映画。

ラ・ラ・ランド以前から温めていた企画らしいからこの作品の構成がラ・ラ・ランドに似てしまうのは仕方ないと思うけど(こっちが実現しない分ラ・ラ・ランドにこの作品の要素を投影したんだろうし)似たようなのまた出されても……ね?

今作にレディ・フェイというアジア系女性が出て来るけどこれは間違いなくアンナ・メイ・ウォンをモデルにしていてそこら辺はNetflixオリジナルのハリウッドというドラマでも語られてたからそこに関しては興味深かった。
終盤ブラピにヨーロッパに行くと言っていたがアンナ・メイ・ウォンも実際ハリウッドでは仕事がなくてヨーロッパで仕事をしていた女優。

昔のハリウッドの裏側を描いた作品ならそれこそそのNetflixオリジナルのハリウッドというドラマ(こっちは1940年代が舞台)の方がこれより面白かった記憶だしもっと言うなら今作の元ネタにもなってる雨に唄えばを見てた方が遥かに有意義な時間を過ごせるのではないか。

題材は少し違えどトリュフォーのアメリカの夜、PTAのブギーナイツ、スコセッシのカジノ、ニュー・シネマ・パラダイス、サンセット大通りなんかにも似てたし映画好きが映画好きの為に作った映画という事には変わりないんだけどこの作品はどうもあまり好きになれなかったなあ。

無駄に長すぎるしクドかったからかも。
TB12

TB12