事前情報は入れずLALALANDチックなものを期待して行ったら全く異なるものだった
まず上映5分でポップコーンに伸びた手が止まる(理由は観た人なら分かるはずw)
だいぶ過激描写が多く(R15+なのも知らなかった笑)ホントにLALALANDの監督か？と思ったが"セッション"の狂気さを思えば少し納得がいった。
本作は映画の制作側の魅力がとてもよく描かれていた。
ロケーション、キャスト、裏方あらゆる条件がマッチした化学反応をカメラに収める瞬間に立ち会ってしまったら、私も観る側から撮る側に夢中になってしまうと思う笑
また時代は無声映画から有声映画への転換期
無声だから撮影現場はドンチャン騒ぎw当時の撮影風景を感じられて新鮮だった。(スタントマンの概念もないのか！)
有声映画に移り変わると、セリフを覚える、現場は静寂に、声量、細かい立ち位置…
撮影現場は秩序を持ち始める一方、役者の自由が減り息苦しくなる様は皮肉
これまで積み上げた確固な栄光も時代の変化で一瞬で崩れ落ちる…現代にも通じるようなメッセージと
今の映画が多くのものの積み重ねで成り立ったいることをひしひしと感じさせる映画だった
あと音楽はやはり最高！
長めの感想
