Mary

バビロンのMaryのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
2.7
めちゃくちゃ好み分かれると思う。
正直、私好みではなかった
けど、観る価値あり!!!

暴力的なシーンが強烈すぎて疲れた。
だけど、放心状態になるくらい衝撃的な映画体験ではあった!どうせ観るなら劇場で観るべき!
特にラストシーンは前衛的なアート作品って感じだった。映画っていうより、現代アートの絵画みたいな。

ストーリー的には、難しくて私の理解が足りないだけかもしれないけど、なんとなく、ちぐはぐな感じがして「どういうことだ、、?」となりっぱなし。

なんか、映画業界とその中にいる人達を一掴みにまとめて、全体として乱暴に描きましたよみたいなイメージ。

ハリウッド黄金時代の闇と狂乱を描いているのは分かるけど、登場人物それぞれの描き方が不十分で、感情移入がいまいち出来ず。必ずしもそれが映画を観る目的ではないという反論もあるかもだけど、私はキャラクターを友達だと思えるようなあたたかい映画が好き。

ララランドが大好きなだけに、本当にこれ同じ監督、?となって戸惑った。とにかく、暴力的、性的、狂気的、超〜人間的、怖くて目を覆いたくなるシーンも多々あり。

私は、あまりにも動物的(本能的?)な描写は間接的に描いて欲しいんだな、という気づきを得た。もう、きちゃないシーンは心の中で「それは、隠せええぇぇぇ」と叫んでた🤣

社会の闇や心の中に在る「人間の汚さ」は描くべきだと思う、だけど、やっぱり全てを曝け出すのは苦手。芸術作品なんだったら、ある程度美しく仕立てて〜と思う。

まあとにかく率直な感想としては、疲れた😂

映画鑑賞というよりもアトラクションとかコンサートとか、ビッグイベントを体感した感じだった。

ビッグバンドが出てきたのは嬉しかった!
エンドロールの音楽もかっこいいー。キュイ、キュイみたいな音、どうやって出しとるんやー。

一番すごいと思った映像表現は、ブラピのシーン。
パーティーの席外した瞬間から「あ、これたぶん今から、、」って分かる演出力えぐい。
脚本力、演技力、カメラ、セット、音楽、全てが合わさって人間の心情を巧妙に描き出してた!本当あのシーンはすごかった。
Mary

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