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バビロンのnamのネタバレレビュー・内容・結末

バビロン(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最近また監督自身の映画体験を投影した作品を監督達が作りたがっている気がする。
(まだ「フェイブルマンズ」は公開前だし観てないけど)
「エンドロールのつづき」も、「フェイブルマンズ」もただただ監督自身の幼少期の、映画体験。
今作はそんなヒューマンなお話じゃないけど、デイミアン・チャゼルはいつも自身の体験を投影しているともいえる。
サブスク時代もピークを超えて映画の不景気にやっぱり映画館だよねって、改めて言ってくれてる気がする。

ほんっと、デイミアン・チャゼルって
映画好きよね。
ハリウッド好きよね。
「雨に唄えば」好きよねぇ。
あたしも!だからデイミアン・チャゼル好き!
若手監督の星!希望!ほんと好きお前って言いたい。
映像系の人は笑っちゃうけど泣けちゃうようなあるあるシーンも、ただの皮肉で終わらない
人死んでるやんってのが日常のようなめちゃくちゃな時代。
時代のせいって事でもないけど
そもそもエンタメとしての映画
ミュージカル
サイレントからトーキー
いつでも新しいことをすると
何かがなくなる
なんでもやり尽くされた現代では
新しい時代を築くのが難しくもあるけど
あの頃全て発見で進化して
時代が大きく変わる瞬間に
煌びやかで痛々しく危険な場所で
目まぐるしいその時代と人々
途中わー!楽しいー!ってずっと楽しかった。

デイミアン・チャゼル大好きだから、大好きだから心配。これは3時間はあっという間!って言えない。長い。もう少しまとめて良かったよ。
LA後にしてからのとこ、スパッと終わらせる勇気必要。行動も全部先読みしちゃう展開を長々と見せるのは(カメラワーク良かったけどね)いらない。
途中のシーンで「雨に唄えば」充分伝わってっから、最後に入れなくていいのに
ほんと思い出のように詰め込んだから
もう映画撮らんつもり?って心配になったラスト。
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