・ジャンル
オカルトホラー/ダークファンタジー
・あらすじ
奇妙な巡り合わせで命を宿す人形達の主、パペットマスターとなった若き天才科学者リック
しかし彼は友人キャメロンの殺害容疑を掛けられ勾留されていた
真犯人は魔術の流出を巡り地獄の魔王スーテックが送り込んだ悪のパペット、トーテム達であったがそんな話が警察に通じる訳もない
幸い十分な証拠がなくリックはすぐに釈放され、パペット達の待つホテルへと戻る事が出来たのだが同時に不穏な物を感じ取っていた
スーテックはまだ死んでいなかったのだ
そうして送り込まれる新たな刺客ダークトーテム
更にリックの話を聞いた会社の科学者ジェニングスもAIロボット開発の為にパペットを盗もうとホテルに潜り込んでいて…
・感想
魔術で魂を宿された人形達とその主パペットマスターを巡る陰謀と惨劇を描くシリーズ5作目
今作では前作で初代パペットマスター、トゥーロンの後継者となった若き天才科学者リックが再び主人公となっている
世界観としては前作を踏襲、というかほぼ焼き直し
倒されたはずの魔王スーテックが自らの分身であるパペット、ダークトーテムを送り込むという内容なので目新しい部分は少ない
一応リックの頭脳が発揮される場面が増えたり、彼の恋人スージーの親友でチャネラーのローレンが幻視やテレパシーを使ったりと新たな要素はあるものの面白さに繋がっていたかというと微妙かな…
ラストも前作以上に呆気ないし…
というかそもそもパペット達が完全に正義となってしまった事と魔王スーテックの存在のせいで人間の犠牲も出るとは言え主人公側からはほぼ出ないからスラッシャーやホラーとしての面白みが完全に失われちゃったのがなぁ
ダークファンタジーもそれはそれで良いんだけど3作目までの方が個人的には好き
この感じが次作以降も続くとしたらあんまり内容に期待出来そうにないけどシリーズの作品がめちゃくちゃ多いからどうなる事やら…
せめて1作でも良いから元来の路線に戻して欲しいなぁ