・ジャンル
オカルトホラー/ダークファンタジー
・あらすじ
1944年、スイスに向かう道中でホテルに泊まっていたパペットマスターのトゥーロンは今は亡き一体のパペット、サイクロプスの頭部を発見し現在のパペット達に自身がパペットマスターとなった当時の事を語り始める…
遡る事1902年、当時のトゥーロンはごく普通の人形師として仲間達と共に劇場を構えパフォーマンスを行なっていた
そしてある日、ショウを終えると外には何者かに襲われ衰弱した老人が…
彼の名はアフゼル、エジプト産まれで齢3000歳の魔術師だと言う
突拍子もない話に疑いを持っていたトゥーロンだったが目の前でパペットに魔力を吹き込み動かして見せられた事でその言葉が現実だと分かる
アフゼルは魔王スーテックの“命の秘密”を奪った事で狙われており、死期が迫っている事からそれをトゥーロンに託す
間も無く彼は刺客達の前で自ら命を断ち、トゥーロンの仲間達と共に遺体で発見
トゥーロンは復讐を誓いアフゼルと仲間達の魂をパペットに移すのだが…
・感想
魔術で魂を宿された人形達とその主パペットマスターを巡る陰謀と惨劇を描くシリーズ7作目
今作では初代パペットマスターであるアンドレ・トゥーロンがいかにして魔術を手にしたかの回想を描いており、作中の現代の時系列が1作目の前日譚である3作目の後
回想の時系列が更に以前となっている
現在のパペット達のプロトタイプであるレトロパペット達のビジュアル
如何にしてトゥーロンがパペットマスターとなったか
そして亡き妻エルサとの出会い
そういった部分はシリーズのファンとしては楽しめた
ただ殺人が基本的に魔力で行われる事やスーテックの刺客である死者達にパペット達の攻撃がなかなか効かなかった事などもあってホラーとしてはまた微妙な仕上がりに戻ってしまった感じ
ダークファンタジーとしても過去作ありきでようやくギリ楽しめるくらいなのでまぁ一応押さえておく必要があるけど特段面白くはなかったかなぁ…
ただ新しく出て来たレトロパペットのサイクロプスやドクター・デス等はビジュアルが良いしそこは好き
逆に言うとそれくらいしか見所はないけど…w