ビル・マーレー 役作りのせいなのかとても老けて見える。
すっとぼけたビル・マーレーが好きなのですが、今回は 「すっとぼけ」というより、無気力 腑抜けみたいな彼なのです。
でもジム・ジャームッシュ監督との相性は良い。
探偵役を気取る隣のおっさん ウィンストン、子どもたち 何人居るの?みんな かわいい。ウィンストンがドン(ビル・マーレー)に“焼いて”あげたCDがエチオピアの曲?
それをドンがレンタカーの運転中に律儀にかける。アメリカ国内を旅しているのに どうも雰囲気が無国籍な感じがしました。
昔の彼女(1)の娘は、ドンの眼の前に携帯片手にどうしてあんな格好で出てくる?それも恥ずかしげも無く堂々と。
この映画の内容は、過去の傷 かさぶたを剥がされるような旅。嫌な過去とも向き合わざるを得ない旅。
盛り上がらない会話に 気まずい雰囲気、そうなるよねって 分かっているのでしょうけれど、、、
どんな結末を迎えるのかなぁって思っていたら、あれぇーという間に終わってしまいました。
この監督さんらしいです。
ジム・ジャームッシュ監督さんの作品を好きな方にはオススメできますが、そうでない方には遠慮しておきます。
エンディングロールは、知らないバンドの曲でしたが、気に入りました。