ブロークン・フラワーズの作品情報・感想・評価

「ブロークン・フラワーズ」に投稿された感想・評価

KnI

KnIの感想・評価

3.0
黒髪ロングのTilda Swinton に見惚れる…

色々書こうかと思ったけど、もうこれだけを伝えたい。あっ、あと余韻が良い。
男なら誰しも頭を過ぎったことがあるロード・ムービー。
色々めんどくさくなった時に観たくなる作品。
なんだかんだと無関心を装いながら執着するビル・マーレイがカワイイ。
理屈抜きで女性を惹きつける男の雰囲気がハマってる。
関係を持った女性のタイプがそれぞれ違って、節操のない感じがオモシロイ。
場面転換の時のフェードアウトが、どこか投げやりな人物像を象徴してるように思う。
近所なら常にフレッド・ペリーのジャージ。一着にしぼりたい気持ちわかる。
もっと年齢を重ねると、また違った感覚で楽しめそう。
一人でドライブしてると、このサントラを聴きたくなる。
rkyk

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2.9
最後の10分くらい、絶対このまま終わるなよ、絶対このまま終わるな、って念じてたらしっかりそのまま終わってディスク割りそうになった

カンヌの審査員特別グランプリ…
ねむ

ねむの感想・評価

3.8
主役のドンがなんでこんなにテンションが低いのか、どんな積み重ねで今、こうしているのか

付き合ってきた昔の女性たちと何があったのか、誰からの手紙で、誰の息子で、誰が息子なのか。

この映画、淡々としていてわからないことが割りと多いんだけど、なんでか好みでした。
お花が文字通り可愛いげを添えていた。

ドンの世界は粘土のように動かないけれど、その周りの女の子や女性の可愛げったらない。

ドンが移動中に見る夢の断片くらいの介入しかさせてもらえてない感じが、人の人生や1日をたまたま垣間見るチャンスもらった感じで面白かった。

自分だったら20年前に誰と仲良くしていたのか思い出せるものかしら??

誰かの記憶の中に、20年後も居座ることが出来たならそれはそれで凄いことのように思う。

わかることばかりじゃないよなぁ。
え、どうなの?そうなの?って思いながら、忘れていきながら。

ヒッチハイクの男性に伝えた言葉の心のこもってなさに笑った。
絶対思ってないやん!😂

追記 この監督の映画、ナイト オン
ザ プラネットしか観たことなかったんだけど、なんかジワジワ来る。

パターソンへの期待が高まる。
ユキカ

ユキカの感想・評価

3.5
時間の流れ方と、どこどなくシュールな空気感が良い。
ビルマーレイのなんとも形容し難い色気もいい。
ビル・マーレイすごくいい。一貫して無気力だった男のラストの全力疾走、よかったわー。
moto

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4.2
途中で出てくる花屋の女の子は何を意味するのか?

過去の元カノに会いに行くのがメーンで、そこで一転、
現在という時間軸でも出会いとまでは言わないがまた女性との「遭遇」が
あったわけで。彼の夢にも出てくる。
もちろん、一人目に出てきた元カノの娘も夢に。
何か意図するものはあるのかな。それとも単に偶然その花屋の店員が女性だったに過ぎないのか。
それにしては名前を聞いたり、手当てをしてあげたり、何か展開のありそうな流れであったけれども。

あとは結末はあの終わり方で良かったと思う。なにか拭えない違和感というか、明かされない謎みたいに、何かが沈殿した状態で終わる方がむしろ気持ちが良かった。
あそこで出会ってしまったら、主人公の贖罪は本当に終わってしまう気がしたからだ。
何も始まらず、何も終わらず、何も分からない(笑)でもこんなに面白いっていう。
そもそも主人公は手紙の主を突き止めて一体どうしようというのか。息子と再会したところで、せいぜいサンドイッチをおごってやるくらいしかできない。ヒッチハイカーの青年にかける言葉は死ぬほど陳腐である。真実を知りたい気持ちと、知らなくていい、知ってどうするという気持ちがないまぜのまま、主人公は旅に出る。一番戸惑っているのは当の本人ではないだろうか。再会した元恋人(四者四様のリアルな反応!)には、遠回しな質問を投げかけ、いちいちそれらしい手掛かりを目にするが、真実は分からない。謎は謎のまま残され、過去への郷愁や、自分を見つめなおすきっかけを得るといったこともない。これほど表層的なロード・ムーヴィーも珍しいだろう。終盤、答えを知りたいというより、さっさとケリをつけたい、この居心地の悪い状態を終わらせたいという思いで、主人公は青年に声をかけたように見える。息子かもしれない、もうこいつが息子であってくれという気持ちで。だがもちろん、それで真実が判明し、すっきりした結末を迎えられるということはない。主人公の旅は終わらず、すべては未解決のまま、宙ぶらりんの現実を前にしたビル・マーレイの、なんとも言えない表情で映画は終わる。ジャームッシュ!!!
『人生は恐ろしい』
人生に対してそんな負の感情を本心から抱いたことはないのだが、それは単に僕が浅はかだっただけなのか。
けれど本作の意図に違わず、昨日に置き去れない一抹の不安を孕んでしまった。

随所に入れられる意味のない退屈なカット。
それは、ドン・ジョンストンの人生を凝縮したものだ。
本作が示すのは単純明快で、人には、人の人生には"愛"が欠かせないということだ。
それを反面教師的に僕らに見せる。

想像に容易い未来が、聞き慣れない音楽が、ドン・ジョンストンの目が、執拗なまでに僕らを煽り、不安を掻き立てる。
分かりやすく、それほど裏側も感じ取れないが、沸き立つ感情が感情だけに尾を引くものがある。

間髪入れず否定できないところが何とも悲しい。
水の街

水の街の感想・評価

4.5
今日もまだ終わることなく、前を見つめて今にいる。消え去る言葉の遠くのピンク、決めごとのように、さよならが初めからあったとしても、彼女達と会って良かったのだろう。強烈なパンチの痛みが少し嬉しいように。

Yekermo Sew - Mulatu Astatke さえのせてしまえば、どんな映像もそれなりに見えてしまうのだろうが、それをやってみせるのがcoolであり、徹底したディテールへのこだわり、ウィットに、ニヒルに、もう感服。
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