かし

ステップのかしのネタバレレビュー・内容・結末

ステップ(2020年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

大人ドロップ以来、二作品目の飯塚監督。
サンボマスター系映画からは想像出来ないくらい、ずっとあったかい映画だった
でも毎回爪楊枝くわえて蕎麦屋から出てくる中川大志に、サンボ群像劇で出てたお茶目さ見えてました、よかった

いや何この激重感情にしかならん映画は!!!!!!中盤あたりからはマジでずっとテッシュ目に常駐させて観てた!!!!!!!

まず前提として、出てくる人みんな優しい人達と優しい世界すぎる…………..美紀ちゃんのませかたが、1人で強くなるしか、大人びるしかなかった子どものソレで泣いちゃうね

重松清っぽさ全開だったし、章分けで観せることで更に本読んでるみたいだった
特に最後のパパのモノローグがめちゃくちゃ重松清でしたね、
大丈夫、美紀ちゃんがもし反抗期入ったとしてもママもお母さんも側にいるからきっと大丈夫!

10年の月日は2時間納めらるはずは絶対ないので、そこを映画の中でキチッと文字としてチャプター分けしてくれたのは観てる側としても気持ちの切り替えがし易く、時の流れも驚くほど自然に受け入れられた
(あ、ここで一回切り替えればいいのねってなる)(切り替えられないけど)
「最終章」の文字が出てきた時は、その字面だけで泣けるくらいには仕上がってましたね……

そして主題歌は、俺らの鬱ソング代表こと秦基博で、そこも含めて大正解の人選すぎる。この手の感情の歌歌わせたら右に出る人いないじゃん満点すぎる💯(褒めてます)

内容が良かっただけに、キービジュアルはもう少しセンス良い感じにして欲しかったな、ポスター、良さが出てなくてもったいない、劇中いい素材いっぱいあるのに


-0.3したのは、営業に戻ったパパに一瞬全裸監督がチラついたせいです
かし

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