ステップの作品情報・感想・評価

ステップ2020年製作の映画)

上映日:2020年04月03日

製作国:

上映時間:118分

あらすじ

「ステップ」に投稿された感想・評価

yuuki

yuukiの感想・評価

2.8
オンライン試写会にて

"家族"とひとことで言っても、さまざまなかたちがあり、いろんな関係性があり、そしてその中ではたくさんのことが起きる。
それに"普通"はないし、良し悪しも正解もない。綺麗というよりはでこぼこ。

この映画では、シングルファザー/(直接的に子育てに関わるという意味で)片親であることで悩みながらも、ふたりが向き合って築いていく家族のかたちがあった。
周りから「父親だけで育てていけるのか」「母親にしかできないことがある」「お父さんが家事育児をするなんて変だ」「お母さんがいないから他の子にできることができない」と言われていたけれど、そんなこと周りがはかるものじゃない、と彼らを見ていたら感じた。そして彼らのように"普通"ではないがために"困難"を抱えているとき、そうしてしまっているのは社会のほうだと思う。幸か不幸かということや普通かどうかの評価も、金銭的にも、子育ての時間も、精神的にも、困難にさせているのは間違いなく社会のほうだ。
シングルでも、母親もしくは父親が2人でもそれ以上でも、子どもがいなくても、血が繋がっていなくても、婚姻状態になくても、彼らがそう感じたらそれは家族でいいじゃないか。彼ら以外には決められないのだから。

それと最後に、もしこの映画が逆にシングルマザーだったとしたら描き方は変わっていたのだろうか?女は子育てや家事ができて当たり前、キャリアアップを諦めるのは仕方ないことだとされたのではないか?
この映画はただ父と娘のほっこりストーリーを描きたかったのだと思うけど、私は社会にあるひとつの課題としても受け取れるなと思った。
Kco

Kcoの感想・評価

3.9
Filmarksさんのオンライン試写会にて。

心がそっと包まれるような、
優しい気持ちになれる作品でした。

「ステップ」というタイトルは
色んな意味が込められていて、はっとさせられました。

山田孝之さんの父親役が素のように自然だったのも、印象的です。

あんな親子素敵だな。
家族、大切な人に会いたくなります。
yumi

yumiの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます


母が最後に書けなかった!の線に、
娘が「!」を添えるさまがいちばんグッときました。
むぎ

むぎの感想・評価

4.0

2020年3月、雪舞う週末に見られたことになかなかの運命を感じました。笑❄️


とにかく、春の雪のように静かにしんしんと優しく降り積もってゆくそんな映画。

「芽吹いた桜を知ってしまったら、もうそれまでの日々には戻れない」というフレーズ、「夕べにすべてをみとどけること」を思い出させる言葉でしたね。

このさくらのシーンでは分からなかったけど病室での息子の最初で最後の頼みで、そういうことか、と。

思い出すたびに辛くなる。だけどその分優しくなれる。力をもらえる。これからも一緒に育ててほしい。

一緒に育ててほしいってすごいワード。
実感してるからこそ選べるワードだなぁ。

タイトルのステップの意味とも関わってくるんだけど、本当にこうやって色々な経験を持って生きていくことで、本当に血のつながりある人だけではなく、一緒にいる(心の中含めて)人を愛すること愛されることを知っていく中で、少しずつ大人になっていくんだろうなぁ。大人もきっとそうですよね、そうやって毎日前に進んでいくんだろうなぁ、時には時の流れ刻みに助けられて前に運ばれていく時もあるけどそれでも前には進んでいく。


それにしてもこの息子の頼み、名演でしたね。これだけの長台詞、肩に余分な力を入れず、とても自然に心に染み込む言葉を言えるのってすごい。

とにかくこの映画は名演だらけ。山田孝之さんの自然さ、本当にすごい。幅がすごい方ですよね本当、、とても素敵でした。

美紀ちゃんはどの時代も本当にかわいい。ほんっと素晴らしい。どの方も今後がとても楽しみ。

そして國村さん。本当素晴らしかったです。自然なのにこんなに言葉が刺さるって本当にすごい。

あとは個人的には伊藤沙莉さん。シーン的にはかなり序盤の限られたシーンなのに、ラストまで見ても、やっぱりとても良かった!の感想が全くあせなかったです。

中川くん贅沢使いでしたね笑

とにかく自然で本当に素敵な映画でした。

色使い、楽器使いもとてもすき。

是非春に見ていただきたい1本。

🌱
Bew666

Bew666の感想・評価

3.7
「フィルマークス オンライン試写会」にて鑑賞。

「母親」と「妻」を失った家族の10数年の成長物語を、いくつかの章に分けた作品です。
主演である山田孝之さんや、娘役の田中里念ちゃんなど、皆さんの演技がとても自然でよかったです。特に芸人さんの角田晃広さんの演技が良く、目立つんだけど自然というか、本当にいい塩梅の演技で、主人公の家族に寄り添う、親戚の夫婦の夫を上手く演じられているなと思いました。

ストーリーも、父と娘が共に手を取り合い、世間の目や様々な壁を乗り越え、親子として家族として一歩一歩前に進んでいくストーリーはとても共感しやすく、あたたかな感動に包まれる内容だなと思いました。

ここからは残念な部分ですが、たぶん少数な意見だと思ういます。

台詞が説明的で説教くさいなと思いました。俳優陣の演技はとても良く、内容も同じ悩みや喜びをもつ人たちに寄り添った、とても身近なものなのですが、台詞がまるで小説の一文を切り取った文言が多く、自然で身近な感じを出した本作に、あまりあっていないなと感じました。「普通だったらそんな言葉出てくるかな?」というのが多く、違和感が生まれてしまっているのが残念に思いました。

あと、もう少しゆっくり描いてもいいのかなとも思いました。映画を見ていて感じたのですが、ストーリー展開が少し早く、台詞と台詞までの間があまりないなと感じました。もう少し間を作ったほうが、娘との距離や世間との溝なんかもより際立つのではないかなと思いました。

しかし、今年の日本映画の中でもかなり上位に食い込む出来の映画だと思うので、今のような時期だからこそ家族でゆったり見たい映画であり、見た後に家族の在り方についてダラダラ家族で話し合いたいなと思える作品でした。

読んでいただきありがとうございました。
F

Fの感想・評価

4.5
人生初の試写会でした。
前から観たかったこの映画でFilmarksのオンライン試写会というものがあったためダメ元で応募してみたら当たったのでラッキーでした。

先に言っておくと、良い映画ほど感想が書きにくいです。

話の内容は、娘が幼い頃に妻を亡くした主人公が周りに支えられて、成長していく物語です。

もし自分が同じ境遇だったらどうしてたのだろうか、、、とか
このお父さんはほんとがんばってるかっこいい、、、とか
いろいろと考えてしまう映画でした。

自分の子を育てることは自分と妻だけの責任であり、その2人が力を合わせてするものだと思う。
その責任を1人で背負い込んでしまうのは当然無理だから、この映画ではたくさんの周りの人達が支えてくれた。
そのおかげで美希があんなに良い子に育ってくれたんだね、、、
もう後半、涙がたらーっと頬を伝い、喉の方まで流れて喉が痒かったです。

感想わけがわからないけど良い映画でした。
Filmarksさん、試写会当たらさせて頂きありがとうございました。
yama

yamaの感想・評価

4.2
めちゃめちゃ良い。なんて幸せな気持ちになる作品なんでしょう。保険会社のCMとかでありながちな子供が成長していく過程が描かれており、どんどん成長していって親に成長した姿をぶちまけていくシリーズのあれですね。それの最強版ですね。邦画らしい要素詰め込んだ作品。日本の綺麗な風景と家庭的な風景もあり、映像に残して間違いなしって感じ。 

役者陣も豪華だったけど1番気になったのは主人公の娘役で中間に出てきた子役だな〜笑える時もあるし胸にグッとくる様な演技もする、いいな〜

男1人で良くあんな素晴らし子を育てたな〜と思ったけど周りの支えがとてつもなかったな、、頑張ってきたからこそ良い人に恵まれたんだな〜

子供が生まれる前の方や子育てが大変で辛い時期の方、子供が巣立って寂しくなっている方、もちろんまだまだそんな事想像出来ない方も是非観てください。後悔はしないはずです。個人的に好きって事もあるだろうけど久しぶりに邦画で素晴らしい作品に出会ったなと思った。
723

723の感想・評価

4.3
オンライン試写会にて。

私は身近な人を亡くした経験も子育てをした経験もありませんが、途中から涙が止まりませんでした。

仕事と育児の両立に苦しむ健一と、母のいない寂しさを見せまいと成長していく美紀の2人の姿はとても愛おしく、残された人たちの絆の強さを感じるたび胸が熱くなりました。

自分の家族と今一緒に過ごせている時間を当たり前と思わず大切に過ごしたいと感じさせてくれるものでした。

出演者の皆さんがとても良い人ばかりで、ひとつひとつのシーンが胸にグッと来ました、。本当に泣いちゃうステキな映画!
オンライン試写会にて鑑賞。
4ヶ月の女の子がいる身としては内容が刺さりすぎて涙腺が・・・
全ての子育て世代に観て欲しい、優しさに溢れた作品でした。
ひつじ

ひつじの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

オンライン試写会にて

「同じでも美紀ちゃんは違います」
ここのケロ先生との一連のやりとりで開始して間もないというのにパーカーの袖をずぶ濡れにしていた。
この伊藤沙莉の芝居にやられた。ここで作品への没入感がグッと高まったように思う。

娘の「今日からここまででいいよ」というセリフや歩道橋を渡っている描写が成長の過程で度々出てくるので、それに釣られてタイトルの『ステップ』は一歩ずつ・少しずつ成長や変化していくことを表しているのかと思っていたが、加えて義母・義父を意味する『ステップ』だったのだと見ているうちに気付かされた。

娘を育てていく上でたくさんの葛藤があり、それでも男手一つの子育てにギブアップしたくないと向き合ってきた健一。卒業式の朝の「美紀行くよ」という一言に親子共に育ったのだと温かい気持ちになった。
切なくなる描写もあるが、それもひっくるめて気持ちの良い涙が溢れる素敵な映画だった。
そして偶然にも春の雪が降った今日、この作品を見られたのは少し得した気分だ。
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