ヒロ吉

T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版のヒロ吉のレビュー・感想・評価

4.5
字幕観賞。

昨年度「映画秘宝ベスト10」にて今作が6位に入ってた事から劇場で観ていないことを後悔してたのですが、『ダイナミック完全版』で県内で公開されているので観賞!

あらすじは第二次世界大戦下、ソ連の新米士官イヴシュキンが初めて出撃した前線で惜しくも戦いに敗れ、ナチス・ドイツ軍の捕虜となってしまう。
収容所ではかつて前線で敵同士として戦ったイェーガー大佐が士官候補生演習の為、配属されていた。その演習に参加するよう命じられたイヴシュキンと3人の仲間達。だが、この演習は弾の装備が許されておらず、名が演習という名の処刑であった。しかし、イヴシュキンと3人の仲間達は自由の為にたった1両の戦車T-34と6発の砲弾でナチスの軍勢から脱出を試みるというもの。

なんつー激アツエンターテイメント映画!OPのソ連VSナチス・ドイツの戦車戦からして激アツ!
新米士官のイヴシュキンの的確な指示、砲撃により最初はやる気が見えなかった仲間達が鼓舞されていく様が良い!

CGを安っぽく見せないギリギリの案配でスローモーションを巧みに使った砲撃描写、アクション、カメラワーク、戦車の重低音響くエンジン音、戦車内に響く耳キーン、各役者陣の顔つきがもの凄く良い!

イヴシュキンをはじめとしたソ連の4人の仲間達の友情も熱く、魅力的な4人組であるが、敵キャラクターのナチス・ドイツ軍のイェーガー大佐が
1番キャラクターの中で好き!
もうベスト・オブ・悪役。まず顔が良いよね。悪役面がホントに。パンターに乗った時に見える青い眼、諦めの悪さといい、最後の最後には一騎討ちを受ける姿勢、イヴシュキンとの握手?からのラスト。めちゃくちゃエモい。
あの握手なのか分からない手を握る行為は何を意味しているのか?
敬意を表する意味なのかな?

あと緊張感を煽りつつ、アドレナリンを途切れず出し続けさせる音楽ももの凄くカッコ良くて最高!

『通常版』は観ていないので、何がどう違うのかは存じあげませんが、もう激アツやったのは確か!
ヒロ吉

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