ジョン

アンテベラムのジョンのレビュー・感想・評価

アンテベラム(2020年製作の映画)
4.3
記憶を消してもう一度観たい。奴隷制度をこの切り口で描くのか!と大興奮した。
正直、前半の奴隷制時代の描写は長いし酷やしでしんどかったけど、でも中盤から一気に面白くなる。それに、その前半で感じた体感を伏線回収やバイオレンスで見事に昇華してくれるので大満足。

演出もかなり冴えていて、冒頭のロングショットがまず凄いし、途中の炎をバックにしたあの画もめっちゃカッコよかった。何よりラストの時空を飛び越えているかのような超常的なシーンが息を呑むほど美しかった。

とある女性が悪ノリで男性に絡んで身体をベタベタ触るシーンがあって、そこは見ていて不快やった。僕が他人に身体を触られるのが好きでないから敏感すぎるのかもしれないけど、女性のそれはセクハラじゃないんですか、と怒りたくなる。

それ以外はパーフェクト!!
ジョン

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