このレビューはネタバレを含みます
白人至上主義組織による黒人の人種差別を扱った物語。この手の作品は色々あるが、本作に関しては白人至上主義組織の行動が常軌を逸していて最早サイコパス集団と化していた。
過去と現在は別の物語、かつ別の人物で進んでいるのかと思えば、実はどちらも同一人物。寧ろ過去だと思っていたシーンは、時間軸的には現在だった、というのが筋書き的な見所。
中盤から終盤辺りでそのトリックが明らかになるのだが、それまでは何となく匂わせられているものの今ひとつピンと来ない感じで、得体の知れない怖さが漂っている。
ストーリーが中々進まずジリジリとしているので若干テンポが悪い。それを除けば面白かった。あとはもう何よりジャネールモネイが綺麗。