しいだけるん

アンテベラムのしいだけるんのレビュー・感想・評価

アンテベラム(2020年製作の映画)
3.8
あっと驚く展開として有名な作品らしい。
あのゲットアウトやアスの制作陣が監督をしているそうで、そりゃそうでしよ。

南北戦争中のプランテーションで過酷な奴隷生活を強いられているヴェロニカが主人公だが、同時に同じ主人公が現代社会で黒人としての女大統領を目指している姿が描かれる。

この2つの状況が交錯し謎が解けたときの驚きたるやなかなかものだ。

かつエンタメとしての面白さ以上に、本作が投げかける米国社会が抱える人種差別の闇の深さを感じざるを得ない傑作だった。