リョウ

キンキーブーツのリョウのレビュー・感想・評価

キンキーブーツ(2018年製作の映画)
2.0
昔のキンキーブーツも見ているはずだが主人公がジョエル・エドガートンということしか覚えてなかった。
あまり期待していなかったのでチケットが3,000円もすることに躊躇した。何故だ?別に特別な催しがあるわけでもなく普通にスクリーンで上映するだけなのに。
それなのに映画館はそれなりに混んでいた。というか何故か人が密集しているエリアとがら空きのエリアが混在していた。何か座席の規制でもかかっているのか?そうでなければ何と非効率なことだろう。
さてさて映画が始まると気付く。これ、イギリスかどこかの舞台でやってものを撮影しただけのものじゃねえか!
何でこんな中途半端なことしたんだろ?そのせいでミュージカルで1番大事な要素である音響が弱すぎるのである!!これで3,000円はボッタクリじゃないの?
使われている音楽も悪くないのだがマジで音響がパッとしない。おかげで私は途中ちょっと寝てしまったよ。
ストーリーもどこか同じことの繰り返しでくどい。当時は知らんが今のLGBT
感からすると相当考え方が古くさい。
そして主人公の従業員に対する態度がメッチャ上からで腹が立つ。なんだこのスーパーブラック企業は!?
音楽もアゲアゲ系を中心に回るのだが途中からどれも同じ音楽に聞こえてくる。舞台はメッチャキンキラで華やかなのに映画館内は全くキラキラ感が伝わってきてない。
これ、多分素晴らしい映画だったら舞台と同様スタンディングオベーションでも起こるのだろうけど悲しいことに誰ひとり拍手すらしてなかった。
全ては音響の弱さだろう。家庭用ビデオで撮影したものをスクリーンで上映している様な出来の悪いムービーを観てしまった印象を受けた。
もう一度言う、このクオリティで3,000円はボッタクリだろ~。
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