劇伴、脚本、演出が×
映像は○
楽しめた方には申し訳ないのですが、個人的には中村義洋監督、脚本で観てみたかったです。
真剣佑さんは『名も無き世界のエンドロール』の方が良かったと思います。
テンポが悪く、前半の真剣佑さんのイジイジしたあのヘタレぶりはなぜなのでしょう？
過去にトラウマのようなものがあるとか、その理由を描いてほしかったです。
脚本が良いと俳優さんは輝きますが、悪いと良い演技が発揮できません。
脚本に負けていなかったのが、三浦春馬さんと松山ケンイチさんでした。（松山ケンイチさんは存在感あり過ぎ）
三浦春馬さんが馬に乗って現れるシーンから、佇まいや所作、殺陣の美しさに釘づけになります。
ミュージカルに出演したのをきっかけに演技が上手くなりましたね。
個人的には『天外者』の三浦春馬さんよりも、むしろこちらの家康の方がハマり役かと。
両作とも台詞が色々とシンクロしていて、まるで三浦春馬さんからのメッセージのようでした。
特に、この世界を映し出しているような“闇と光”という台詞が意味深です。
三浦春馬さんと松山ケンイチさんでスコア多めにつけさせて頂きました。
