このレビューはネタバレを含みます
スポーツ強豪校に通う生徒達が部活中に敷地内にある霊石に雷が当たった衝撃で戦国時代にタイムスリップしてしまうお話
原作は未見のため、本作で描かれている事のみで感想を。
本広監督作品は踊る大捜査線以来で身構えていましたが
思っているより楽しめました。
冒頭の行方不明となる生徒のシーンから各部活の生徒達紹介、タイムスリップ、間髪入れずに生徒虐殺、捕縛までテンポの良さと情報量の多さで生徒と鑑賞者の歩幅が同じ状態なのでこの辺は良かったです。
またPG12指定ではありますが問答無用で生徒達を惨殺、直接の描写はないものの手籠めとなったであろうシーンなど結構ハードに描かれております。
主役の真剣佑君はアクションも素晴らしく、どこから見てもイケメンでした。そういえば親父殿もかつて戦国時代にタイムスリップしていましたね
違うのは天下人になったか否かですが(笑)
ヒロインの山崎紘菜ちゃんはトーホーシネマズのCMのイメージだったので最近よく観るようになって驚きました。モンハンの世界にも居たりと忙しいですね。ラストの教室シーンはちょっとドラえもんの鉄人兵団を思い出しましてウルっとしました、とても良い演技でした。
それ以外のキャストもキャラ立ちしていましたね
惜しいのは原作は巻数もそこそこあるそうなので恐らくカットした要素も多くあったのではないでしょうか。
多くいる登場人物を掘り下げるためには時間が足りなかったのでドラマ向きだったのかもしれません。
またそれぞれのエピローグがなかったのも残念でした。
まあ真面目な話、PTSDになっていたりかなり暗いことになりそうなので
エンタメ作品として多少なりとも作られている以上は敢えてカットしたのかもしれませんね。
しかしながらこういう場面では奇をてらわずにしっかりと王道の描き方をするといった感じが見て取れたのでその辺は尺とご相談だったのかもしれませんが好感が持てました。
最後に、三浦春馬君を歴史の修正力でどうにかしたいと思いました。
心よりお悔やみ申し上げます。