だん薫0漫画家

ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~のだん薫0漫画家のレビュー・感想・評価

3.6
1998年の長野オリンピック
日本スキージャンプでの実話

当時長野オリンピックで号泣している
原田雅彦さんのニュースを見ていても
(何でこんなに泣いてるんだろう)と
不思議に思っていたのですが、
今あの号泣の裏に何があったのかを
知る事ができました。

沢山の人が4年に1度のチャンスのため
厳しいトレーニングを続けています。
それでも怪我や歳の問題で振り落とされていく。
どれ程の人があの舞台に立てるのを
夢見ているのか。

そして競技の前に飛ぶ裏方のジャンパー
「テストジャンパー」
このテストジャンパーという存在も
この映画で初めて知りました。
ジャンプ台に危険がないか、
競技中に雪が降った際には
何度も飛びジャンプ台の雪を踏み固める存在。
彼らがどんなに飛んでも拍手も歓声も沸きません。
それでもテストジャンパーになった若者達は
選手のため、未来の競技に向けて飛びます。

オリンピックに合わせて制作された映画かとは思いますが
個人的にタイトルがあまり好きではなかったです。
しかしながら内容としては、
表舞台の裏方の姿を描くとても良い映画でした。
オリンピック問題の思案とは別に
視覚的にも涼しくなるのでオススメです☃️

しかし田中圭さんは
誰かの才能に嫉妬したり拗ねたりするちょっと嫌な役が
本当にお上手ですよね。

そしてイケメン揃いの役者さんの中に
原田雅彦さん役の濱津隆之さん(カメ止めのお父さん‼️)
唯一当時の選手で顔を知っている方でしたが
激似すぎて主役以上に存在感MAXでした。


※ワンデーフリーパスポートにて視聴