PoMooN

ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~のPoMooNのレビュー・感想・評価

4.0
テストジャンパー達こそヒノマルソウル・日の丸飛行隊だった。

個人的に長野オリンピックは思い入れがあったから凄くみたい作品だったし、感動した。当時会社を辞めて自宅TVにかじりついて観ていて勇気をもらった。原田選手役の濱津は顔が皺だらけでくしゃっとした感じがよく似てた。
オリンピックで飛べる人はほんの一握り。今やレジェンドと言われる葛西紀明選手だって、団体に選ばれても、四人のメンバーには入れていない、厳し世界だし、選手の重圧は凄いのだろう。
原田選手はここ一番に成績出せなくて、ここでも一本目飛距離伸びず、うわぁまたか、と日本中思ったはず。二本目のシャンプくらいの実力者なんだろうけど。「ふなきぃ〜、ふなきぃ〜」と泣き声の様に絞りだす場面は迷言?名言として記憶にある。そして金を取った時の泣き崩れながらのインタビューも泣かされたものだが、今回は原田選手は完全に脇役。
リレハンメルオリンピックで団体、銀メダルのメンバーだった西方仁也選手の葛藤と再起の物語。 
だが、何気に原田選手の静かな強さが浮き彫りになっている。

そうだった、天候悪くて途中、中断してテストジャンパー達が飛んでいた記憶が蘇った。当時、この中断があって、初めてテストジャンパーがいる、という事を知った。

映画を見ながら当時のオリンピックも自分の状況をも色々思い出せるってそう数ない事だと思うから、みれてよかった。
田中圭・山田裕貴の熱演◎

蛇足:確かに当時は女子シャンプなかったなぁ。長野オリンピックから16年後の2014年から始まったようだ。
No.1040
PoMooN

PoMooN