籠

フード・ラック!食運の籠のレビュー・感想・評価

フード・ラック!食運(2020年製作の映画)
4.2
こういう普通の映画が一般的にヒットすることを願いしばらくは(+0.2)

予算関係なく言い訳無用で食べ物はこの様に撮ってもらいたい。そういうことで運は逃げていくのでは?監督は食通が売りだから失敗は出来ないのだが描かれる食への愛はサービス業全般に必要な魂がこもっており部外者がムカつく常連裏メニューなる監督周辺の至福まで曝け出し嘘は感じられない。
食べログかぐるなびかという選択において前者のみ選ばれたということは個人的にはザマアミロと嬉しくなった。(食べログ信者ではない)
洋服屋も手がける主役の佇まいが一世を風靡した作詞家の素顔に似ていてナイーブな感じがとても印象深い。助演陣の配置が想定内と想定外で良いのだが特筆すべきは「美味しんぼ」にも出ていた竜雷太!

以前は常連だった焼肉屋の主人も登場しその姿は素晴らしかったので電話しそうになった。今や分不相応となった私は再びゆうじに通える日は果たして来るのか?
籠