こじT

フード・ラック!食運のこじTのレビュー・感想・評価

フード・ラック!食運(2020年製作の映画)
4.0

●フード・ラック!食運

まさかの感動大作。
あるきっかけでライターの仕事を休職中の佐藤良人と、新人フードライター竹中静香が、本当に美味い肉を探せる新しいサイト立ち上げのために、肉を食いまくる話。
かと思いきや、主人公佐藤良人ことよしぼーの家族とその思い出を辿るグルメヒューマンドラマだった。
視覚的に言うと"肉が美味そう"その一言に限るが、NAOTO・土屋太鳳共にともかく美味しそうに食べるのだ。
特にNAOTOの食べた時の『ん…』や、太鳳ちゃんのリアクションは、たぶん素。
登場人物も個性豊かでクセが強いが、見応え十分。
ストーリーは凡庸と言えばそうだけど非常に感動的で、食で繋がり広がっていく人間関係もとても気持ちいい。
主人公の『食運』の設定がほとんど活かされてなかったり、結果として5店ぐらいしか登場しなかったのも少し勿体ない。
もっともっと、大スクリーンで焼ける肉を観たかった。
シンプルながら説得力のあるカット割。
肉を活かす構図とアクション(?)
寺門ジモン…あなどれない!
こんな肉の食いたくなる映画はほかにないだろうね。
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