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⚫グランツーリスモ
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俺たちのプロムガンプを信じろ。
デモニックの出来は良くなかったが、金を持たせたニール・プロムガンプは強い。
日本のレースシュミレーター『グランツーリスモ』から立ち上げられたプロジェクト「GTアカデミー」から誕生したカーレーサー ヤン・マーデンボローのカーレーサーとしての成功と挫折を描くヒューマンドラマ。
序盤からともかく熱い。
SFではないもののメックを得意とする監督の手腕が存分に発揮される、車内描写。
ゲームと現実を曖昧にするリアルなCG。
逆に言えば、これが他のレース映画よりレース描写に緊迫感が出ていない理由かもしれないのが、ちょっと勿体ない。
レーサーだけかと思いきや、チーフエンジニア ジャック、プロジェクトリーダーのダニーとの関係性ややりとりも熱い。
展開はこれ以上ないほどテンプレート的ではあるけど、実際これが現実に起きていると思うと、正しく"映画"ですね。
劇中曲を極力廃した、車のエンジン・機械音、サーキットの風やアスファルトの擦れる音。
音響のいい劇場で観るとまた違った迫力を得られそうな1本。