おだぎり

星の子のおだぎりのレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
3.2
「隙間」を埋めるものが、
或る人は家族で、或る人は仕事で、
その他アニメや推しや音楽や芸術、
昔の恋人、妄想、癖、、、
見栄とかプライドとか束縛とかそういうのもあるんだろうけど、
それらのうちの一つが宗教でもあるっていうふうに思ってる。

終始異様な雰囲気のまま映画は進んでいくけど、宗教を自分の隙間を埋める手段に置き換えて見てみると、別に嫌じゃないし共感できるとこもある。
他人から見ると、そういうのの一部は異様に思えることもあるんだろうね。

この先もちーちゃんは、傷つきながらも周りを受け入れて生活していくんだろうと思う。少なくとも、一番身近な両親から愛されてると感じてるから。
その点は、昔親が嫌いで家を出たわたしなんかよりもずっと強く素晴らしい人間だなと思いました。
おだぎり

おだぎり