Kyasarin

星の子のKyasarinのレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
3.4
ずっと見たかった星の子。
やっと観れた。
芦田愛菜師匠の子役じゃなくて女優としての初主演作と言ってもよかろう。
芦田愛菜師匠素晴らしいな。
彼女にはずっと女優さんを続けて行ってほしいと思った。ほかの職業につきたいらしいけど。

キャストがことごとく良い。
両親は永瀬正敏と原田知世。
姉役は蒔田彩珠、
宇野祥平、大友康平と池谷のぶえの夫婦。
完璧か!

あのねぇ、わたしも、喘息持ちだったのでうちの母親もわたしの喘息を治すためにありとあらゆる商法や水やクロレラ、プロポリス、アロエジュース、酵素、サプリメント、全部試しましたよ、幼少時からずっと飲まされてましたよ、(そして、下の子も乳児湿疹凄くて何件も病院通いましたよ……)ありとあらゆるものを。やっぱり信仰する力ってやつなんでしょうね。小さな頃は嫌々ながらも飲んでたけど大人になったら受け付けなくなっちゃってね、良さはわかるし健康食の大切さも分かるけど、やっぱり騙されてる、解せないという気持ち。でも母親はやっぱり信じてるんだわ。何かに藁をもすがりたいのかね。私の後は祖母の長生きの為、祖母は101歳まで生きたので、やっぱり効果はあると思っている母。母のことを思って観てました。
このコロナの世の中でもそうかもね、まさに劇中ではインフルエンザで表現してたけど、今の世の中でも言えることかもしれない。コロナはただの風邪だと言う人、反ワクチンの人、など、結局考えるのは自由だけど押し付けるのは良くない。

ちひろの同じ宗教の女の子、あの子は上手く彼女なりに宗教とも現実世界とも関わって行ける。宗教を認める彼氏ではなく、実は2人で宗教の事を馬鹿にしながら信仰してるフリをしているのかもしれない。

てか!岡田将生〜(笑)
こういう役にあうよなあ(笑)
性格悪いと言うか、真っ直ぐに普通の親に育てられた子供、というかんじ。

宗教の集会のシーンがリアルでモノホンのところからクレーム来ないかな、と心配になった。

ちひろが面食いなのも、偶像崇拝なのかもしれないよね。恋愛も宗教。ヲタクも宗教。だから宗教の人には軽蔑心とか特に抱かない。私も同じだから ←ヲタク
何かに夢中になって、周りが見えなくなる。恋愛もオタ活も宗教も同じことだと思う。推しがいうことは絶対!推しがやることなら絶対!!ていうヤバいヲタクもいるもんね(笑)

ちひろの幼なじみとその彼氏もとても良かった。カッパ(笑)
保健の先生もとてもよい。

いやー、モヤモヤ残るけどそこがまた良いのよ。

最後のシーン、見えない星を見せたい両親、見えない星を見ようとするちひろ。
せつねえよ…
色々考えちゃったよ。。

流石大森監督でした。
芦田愛菜師匠をまた撮ってくださいね。る
Kyasarin

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