きー坊

星の子のきー坊のネタバレレビュー・内容・結末

星の子(2020年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

2020年203本目。Filmarks様のスニークプレビュー試写会にて鑑賞📽機会をいただきありがとうございます🙇‍♀️

両親から愛情を受けて育った中学3年生のちひろ(芦田愛菜)。両親は、病弱だったちひろを治した怪しい宗教を深く信仰していた。思春期真っ只中のちひろは新任教師・南(岡田将生)に一目惚れするが、南に公園で奇妙な儀式をする両親を見られてしまい、周囲から突きつけられる否定や嫌悪に葛藤するお話。

【感想】
1.違和感が輪郭を帯びるとき
ちひろは、姉・まーちゃんや叔父(大友康平)、南先生…新興宗教に傾倒するちひろの両親と、それを然とするちひろに対して疑念、嫌悪をぶつけられる。それに対して、おそらくずっと抱え続けてきた違和感に対して戸惑う様が可哀想だった😔

2.あなた自身の選択ではない
「あなたがここに来たのは自分の意思とは関係ない」という趣旨のしょうこ(黒木華)のセリフがあったけど、それはそうだわ。赤ん坊の時に自分の生き方を選べるなら、誰も苦労はしない。その子にとっては生まれた頃から当たり前のことなのに、あっさりこんな事を言えたのもすごいなと思ったり🙄
それにしても、黒木華はキャラクターにバチっとハマってて、はらわた何考えてるか分からない感じが気味悪かった🥶

3.星空の下、親子3人
信教とかのしがらみから一時的に解放されて、星空の下で親子3人過ごす瞬間に感じられた。原初的な親子の在り方のように感じられて素敵だった😌
ただ、ちひろは葛藤と対峙した結果、自分の置かれている環境を受け入れたのかな🤔たぶん、ずっとどこかで葛藤し続けるそうな感じもした😖

「自分の在り方とか信念を揺るがすような疑念や嫌悪を周囲からぶつけられたとき、あなたならどうする?」と映画に問いかけられた気がしたけど、すぐに答えは出せそうにない🎬
きー坊

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