もともとこの映画は実写版が大好きで、実写版のエキセントリックな感じと感動が入り混じった感じが大好きでしたが、このアニメーション版は実写版とは別の映画です。
アニメーション版はアニメーション版でとても良い映画でした。細かいロケハンをしているのだと思いますが大阪の街が詳細に描かれていて、梅田の街や、裏天満のビニシー通り、天神橋筋商店街、天下茶屋駅改札、地下鉄堺筋線のホーム、東梅田からJRの乗り換え、天王寺動物園、須磨海岸がリアルに描かれていまいした。
内容については実写版のエキセントリックな部分が削ぎ落とされていて、純粋な青春映画に仕上がっています。この純粋な青春映画の世界に照れずに飛び込む事ができればホントに良いアニメーション映画と感じるはずです。
私は照れずに見れたので良い映画と感じる事ができました 笑。
新海誠さんの”言の葉の庭”を見た感覚と近かったです。
そういえば、実写版ではキーとなるフランソワーズ・サガンの”1年ののち”の詩が出てこなかった。たぶん詩を朗読するシーンがあったりするともっと脂っこい映画になってしまうと判断したんでしょうね。
