かぴばる

ジョゼと虎と魚たちのかぴばるのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)
4.2
 エピック級の女流作家、故田辺聖子還暦前の恋愛小説?が原作。

 原作は昔読んだことがあったもののうろ覚えで、こんな爽やかな作品だっけ?という印象。原作小説や実写映画にあるフェティッシュな部分を取り去り、そのぶん青春恋愛要素をマシマシに。大団円も迎え万人におすすめできる作品となっていた。

 前半の(もうおまえら結婚しろ!)という青春恋愛パートと、オリジナルのシリアスな後半展開の対比にエッジが効いていて良い。そうだよね、生きるって奇跡みたいなことだよね。