主演の女の子が醸す雰囲気だけで持っていこうとしたものならば、個人的には嫌いじゃない。
けど。
問題に踏み込んで以ての主張をするでなく、間接的、もしくは表面的描写のみで主題を浮き彫りにしようとしたものならば、練り込み不足に感じましたよね。
例えば観客が知りようもない「いつもの場所」に待ち合わせ相手が到着しているか示されないまま、主人公もそれを確認出来ていないと思われる時点でしかし約束が果たされなかったと断定する、というような不自然さが、まんま残っている現状、という事ですよね。
余白が尽く意味を持たず単に冗長になっているだけに感じましたよね。
