過去にトラウマありの孤独な看護師、信仰心が突き抜け、神のお告げか妄想かじわじわ狂気に走る?
病の元ダンサーアマンダの看護と身の回りの世話の仕事を得たモードは、アマンダを救うために神に送られたと信じている。
アマンダに邪気に扱われ何かが吹っ切れたのかモードが抑圧してきた内なるもの、過去、孤独、信仰が、現実との境界線がなくなり混乱していく。そのダークで陰鬱な世界が延々と描かれ、独特の音響もあいまって見ている方は不安増大。
リベンジ映画っぽくもあり、神を否定された怒りや、トラウマを抱えた孤独な女性のサイコスリラーにも見えたり。
音響、主演のモーフィッド・クラークの絶妙に不気味な演技はあったものの、思ったよりおとなしいかな……?と前半感じたが、後半から終盤というかラストのショットの神々しさと恐ろしさでやられた。
信仰心はほどほどに。