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鹿の王 ユナと約束の旅のヒカルのレビュー・感想・評価

鹿の王 ユナと約束の旅(2020年製作の映画)
3.5
原作は数年前に話題になったファンタジー小説であるが、地味な表紙でアイヌか中国の歴史ものと勘違いして読まずじまいに。洋ゲーの様に日本のアニメでは珍しくオヤジが主人公で、原作ヒットも忘れられており、コロナで本作も延期されたが結局コロナが流行っており、三重苦くらいの状態での公開に。ギアーズ、アランウェイクなどの洋ゲーファンとしてオヤジ主人公作の応援及び、元ジブリの方の初監督作の応援の意味で劇場へ。

ストーリーは予想していたよりもおもしろく最後まで楽しめました。また、丁寧に真面目に作られてると思います。オススメとしたいところではありますが、後半の意外な展開でストーリーが盛り上がるところからエンディングまでが短かすぎると感じました。もっと尺を使って状況が追い詰められるシーンを続ければカタルシスに繋がって良かったかと思います。+10分~20分でもっと良い作品になったかと思います。(ただ、あるキャラの罪が深くなるので難しいのかもしれません。原作がどうだったのか興味あるのでストーリーを忘れた頃に読んでみます。)

クソ真面目なオヤジも可愛らしい子供も好感度高いキャラクターで、ひどい興行成績が約束されてそうですが悪くはないですよ。お金と時間に若干の余裕有ればどうぞご鑑賞ください。
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