通りすがりの猫

マリーナの海の通りすがりの猫のレビュー・感想・評価

マリーナの海(2014年製作の映画)
3.8
なんでこんな評価低いのと驚いた。

ストーリーがはっきりしている訳ではないけど、ダウン症であるマリーナとその家族の大変さをしっかりと描けているし、
悲観的なラストをポップに描いているこの作品は、マリーナなら悲観的にならないだろうなと、しっかり汲み取った上での描写であり、感動の押し売り的な形にしないところがすごく素敵だと思う。

もちろんダウン症で演技をするということは、本人も演出する側も大変なはず。

さらに制作的な面から擁護するなら、制作年を見る限り、マリーナ役の死期と近いことから、全部撮影しきれなかったんじゃないかなと。。
それでも、彼女の頑張りを無駄にせずこの様な形で作品にまとめたところは、もっと評価されるべき。