ブレスレスのひとのレビュー・感想・評価

衝撃的な作品
痛いシーンは悶ながら鑑賞。

首を絞められて酸欠状態になったときだけ亡くなった妻に会える男。
次第にSM行為は過激さを増して、男にとって身体を実感できる痛みが悦びになっていく。
最初は臨死体験での妻との再会が目的だったはずのSMが、いつしか死ぬためのSMとなり、最後は悦びためのSMとなる。
個人的に性倒錯はトラウマや葛藤の象徴だと考えてるから、ラストをハッピーエンドととるかバッドエンドととるか。悩ましい