劇場 No 184
80点
小倉・昭和館で🎬
SDGsシネマ~映画を観て感じるSDGs~第2弾と題して
「くじらびと(2回目 No 183)」との2本立てでした🤗
http://www.instagram.com/cinemawalker
ヨーロッパ最後の自然養蜂家の女性・ハティツェに
スポットを当てたドキュメンタリー作品🎦
電気も水道もないマケドニアの僻地の谷で
寝たきりの老母と暮らす彼女の生活は
突如エンジンと共にやって来た
ある家族のせいでバランスが崩されていく...😰
直前に2度目の鑑賞をした「くじらびと」も
相変わらずスゴかったのですが🐳
本作も負けず劣らずの作品で
終演後に思わずパンフを購入🤗
3年と400時間以上にわたる期間で
撮影された極上のドキュメンタリーでした🎬
BGMは一切無く、耳に入ってくる音は
時折聞こえる鳥のさえずりや風の音...🦜
自然に生息するミツバチの作った蜂蜜を
瓶詰めにして町へと行商に行く姿が淡々と描かれます🐝
でも本作で暗示されている重要なメッセージは
目の前の利益に目が眩み自然を破壊し続ける
利己的な人類への強烈な警告と戒め💢
キャンピングカーを連ねて登場する
子供6人を抱えた夫婦(クレジットではサム一家)の
ハティツェの嘆願を無視した傍若無人ぶりには胸糞で😡
いつしか彼らに罰が当たることを
ハティツェと一緒に願っていました😡
パンフによると、当初、映画の企画は
環境ドキュメンタリー制作だったものが
現地取材でハティツェに遭遇したことで
急遽彼女を中心にしたテーマに変更したとのこと🎬
6人の精鋭スタッフが3年間を通して
テント生活をしながらハティツェと同じ条件の元で
撮影を続けていたと言うからスゴすぎます🤭
アカデミー賞史上初で
ドキュメンタリー映画賞&国際映画賞の
2部門同時ノミネートというのも納得でした👍
ところで、本作の撮影後の後日談が気になったのですが
現在、ハティツェは親戚が住む村へ移り住んでいて
ミツバチの世話を続けられているそうで、ひとまず安心しました🐝