イシダコ

プロミシング・ヤング・ウーマンのイシダコのレビュー・感想・評価

3.0
ビジュアル演出や選曲がポップに狙いすぎで、そこはちょっと冷静に観てしまいノレずじまいだった。そういう演出は後年になって再見したときにダサく感じやすく、得てして賞味期限が早いように思う。またキャリー・マリガンのパフォーマンス自体は素晴らしいのだが、あくまでこのハニトラは一般的に“カワイイ”とされているキャリー・マリガンだからこそ成立するものであり、題材の本質に迫るならば容姿関係なく、俗に言う“ブス”とかでも成立するような復讐を描くべきだったようにも思う。ただそうは言っても大きな美点も数多く見受けられる映画で、ヴィジランテする側のその迷いや葛藤、また未熟さといったものを丹念に描写しつつのストーリーテリングには素直に感心させられたし(上質なバットマン映画のような二面性で、エメラルド・フェネルがDCにフックアップされたのも納得)、あとは全体的に…… ここからネタバレなので下のコメント欄へ
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