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プロミシング・ヤング・ウーマンのdionemishのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

途中までは「これが脚本賞?」と思っていたけど、いい意味で裏切られた!「ここで終わるのか?あ、また新しい展開!」みたいなのがどんどん続いて飽きさせない。
めちゃくちゃ胸糞悪い話なんだけどスタイリッシュな演出のおかげで最後はわりと爽快。
ただめちゃくちゃ胸糞悪い話には違いないからカップルで観るのに一番不向きな映画だし場合によっては大喧嘩に発展する可能性も大。
主人公のいきすぎた我執も加害者男性陣の被害者面もグロテスクなんだよなーレイプが最低な行為というのは違いないけど。

キャシーがいつまでも実家暮らしだったり、ナンシーとの関係性が微妙にぼやけていたり、夜な夜な男に持ち帰られる際に毎度コスプレの如く雰囲気を変えていてあたかも変身行為を楽しんでいるように見えたりもして、「''復讐者''と自分を位置づけることで望まない退屈な人生から逃げようとしているだけでは?」なんて邪推を起こさせるところもすごく上手い脚本だと思う
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