イベりなり

プロミシング・ヤング・ウーマンのイベりなりのレビュー・感想・評価

4.6

冒頭からCharli XCXの「Boys」で軽快なノリで物語が展開されるのが良かった。

当事者じゃない復讐劇。
大切なものを傷付けられた痛みは計り知れないし、家族やその人を想う人の方が憎しみが深いという事例も、昨今のSNSの炎上被害などをみてると少なくないのではないかとも思う。

キャシーのカラフルなネイルが煌びやかでキュートでありつつも、統一されていない、定まっていない自分を表しているようだった。
映像も、クラブでの十字架のような椅子や天使のような照明、背景など印象的だった。

ノートに名前とタリーマークを書く時の筆圧に憎悪を感じたし、シュシュを手につける仕草には女性らしさを感じた。

ラストのJuice Newtonの「Angel of the morning」の使い方がいい。
事象と相反する曲は、感情の振り幅が大きく増幅するからインパクトに残る。
自分も、いつか作品作る時にクラシックのある曲を使いたい
イベりなり

イベりなり