プロミシング・ヤング・ウーマンのYunaのレビュー・感想・評価

映画の中で悪いとされる人はとても共感性のある悪で、むしろ行動的にはキャシーの方が理解できる人の方が少ないような、でもそこでバランスを取っている気がした。ニーナの人物像を詳しく描いてないのも、キャシーへの共感を煽らずあくまで観客には客観的にこの物語を観て欲しかったのかなと思った。
男性側だけの問題じゃない、女性側の意識も変えなければ解決には至らないことを示していたのも良かったです。
キャシーの大きすぎる正義感はこの時代を生きていく上では上手くはまらなかった。だからこそのラストだと思いました。