ばななはやつお

プロミシング・ヤング・ウーマンのばななはやつおのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キャシー死なないで欲しかったけど、そうなることを見据えてチェックメイトに持ち込む姿にグッときた。

女性だったらキャシーの身に起きることへの嫌悪感ややるせなさ身に覚えあるんじゃないかなと見ながら考えていた。

相手への心配ではなく自分の保身へ秒で手のひら返しするライアン、その他諸々のお前が誘ってきた、おれはいい奴だと主張しかしないクソ男たちの描き方リアリティありすぎて。認知の歪みすぎる。

わからなかったのは弁護士が泣きついてきたことに対して、許すといったことなんだけど、これは本心は5のエピソードで伏線にするために言ったのか、本心で許すって思ったのかなのだけど、どうなんだろう。私だったら私に許しを乞うなよって思うだけなんだけど。
もう一つ、そもそもどうしてかかわりのない男たちにまで嫌な思いをして危険な目にあってでも向かっていったのかということ。クソ男がありとあらゆるところにいるのは分かったのだけど。復讐なら関わりある男だけでもいいのかなって思ったり。

学部長の娘さんどう見ても子供だけど男の人(主語大きくてごめんだけど)は大人だってみなすからねってところ、ね、それな〜と頷きました。

加害者たちは忘れてても被害者は一生忘れない、忘れられない。
加害者が自分の中で勝手に終わらせること、外野が諌めることは許されないこと。
子供だった、将来が有望なので……だから何?じゃあ何してもいいの?で終わりよね。

ライアン、最初家連れ込もうとしてまたこれかよキモってなって、でもなんやかんやでスーパー?でミュージカルするくらいには見せつけてきたのに、保身に走るわ、挙句ホモソの絆見せつけてきて、結局終わってんなと思った次第。私も裏切られたわ。

まあ結論、言えることは初対面で酒をすすめる男、家へ連れ込もうとする男、同意を得ることをしない男はクソってことです。

色々思うところあったからまた見てちゃんと飲み込みたい。
ばななはやつお

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