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プロミシング・ヤング・ウーマンのsahoのレビュー・感想・評価

4.6
エンタテインメントと社会的な問題提起が同居していて「パラサイト」を彷彿とさせる。
目的によって大きく変わるキャシーのメイクとファッション、Toxicのアレンジなどが光る音楽、こだわりを感じる画角など観ているだけで楽しく完成度が高い。
やるせないけれどフィクションであるからこそあの結末で良かったと思う。私も含めバイアスのかかった全ての人が見るべき作品。復讐した男たちだけでなく、母親や同級生や学長など女性も描かれていたことで、"世の中を正す"ってこんなに難しいんだな、と思わされた。
これだけの内容をよく2時間にまとめたなと思う。
ちょっと30歳にしては老けてるのはご愛嬌?
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